【モスクワ=小川知世】ロシア中央銀行は10日、原油安によるロシア通貨ルーブルの急落を受け、国内の金融機関に為替スワップで外貨を供給できる上限を最大50億ドル(約5200億円)に引き上げると発表した。9日に決めた外貨の購入停止に続く緊急措置で、十分な外貨を市中に供給して金融システムの安定性確保と通貨防衛につなげる。
連休明けの10日のロシアの外国為替市場で、通貨ルーブルは一時1ドル=72ルーブル台後半と、前週終値比約6%のドル高・ルーブル安水準で取引された。2016年3月以来、4年ぶりのルーブル安の水準だ。株式市場でも資源関連株などが売られ、代表的なMOEX指数は前週末の終値から一時1割強下落した。
石油輸出国機構(OPEC)とロシアとの追加減産協議が不調に終わり、原油の価格が急落して市場の動揺を招いた。ロシア中銀は10日、国債などを担保に金融機関に短期資金を融通する「レポ取引」を通じて5000億ルーブル(約7300億円)を供給することも発表し、「必要に応じて市場の安定性を高める追加措置を取る」と指摘した。
ロシアは連邦予算で原油価格を1バレル42.2ドルと設定する。財務省は9日、1バレル25~30ドル水準の原油安が続いても、今後6~10年間は財政が対応可能だとの見解を示した。原油や天然ガスの輸出などで得た資金を蓄えてきた「国民福祉基金」の活用を検討する。1日時点でロシアの国内総生産(GDP)の9.2%に当たる約10兆ルーブルの運用資金があるとしている。
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March 10, 2020 at 06:36PM
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ロシア中銀が通貨防衛策、通貨ルーブル急落で - 日本経済新聞
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