
【NQNニューヨーク=横内理恵】9日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、前日比40銭円高・ドル安の1ドル=108円40~50銭で取引を終えた。9日に米連邦準備理事会(FRB)が企業向けなどの新たな資金供給策を発表し、ドル需給の逼迫を受けたドル買いが弱まるとの見方につながった。対主要通貨でドルが下げ、対ドルでの円買いにつながった。
FRBが9日朝、新型コロナウイルスの影響を受ける企業や家計を支援するため、最大2兆3000億ドルの資金供給策を発表した。企業向け融資に加え、大企業の社債や地方債、消費者ローンなどの買い取りも含む。流動性懸念が和らぎ、ドル需要が一服するとの見方が広がった。
米株式相場が続伸したのを受けて投資家のリスク回避姿勢が和らぎ、ドルが幅広い通貨に対して売られた。サウジアラビアなど主要産油国が大規模な減産で合意する見通しと伝わったことで原油先物相場が一時13%前後上げたことも資源国通貨などに対するドル売りにつながった。
米経済指標の悪化が円買い・ドル売りを誘ったとの見方もあった。9日発表の週間の米新規失業保険申請件数が660万件と市場予想を大幅に上回った。4月の米消費者態度指数(ミシガン大学調べ)速報値も市場予想以上に落ち込み、8年ぶりの低水準となった。
ただ、円の上値は重かった。欧米で新型コロナの感染拡大のピークが近づいているとの見方があり、主要国の株式相場も戻りを試す展開となっている。低リスク通貨とされる円を買う動きは鈍かった。
この日の円の高値は108円22銭、安値は108円91銭だった。
円は対ユーロで反落し、前日比45銭円安・ユーロ高の1ユーロ=118円55~65銭で取引を終えた。
ユーロは対ドルで反発し、前日比0.0075ドル高い1ユーロ=1.0925~35ドルで終えた。FRBの新たな資金供給策や米欧株高、米経済指標の悪化を手がかりとしたユーロ買い・ドル売りが優勢だった。ユーロ圏の財務相会合が近く新型コロナの経済対策でまとまるとの期待がユーロ買いを誘った面もあった。
引け間際にはダウ・ジョーンズ通信がユーロ圏財務相が経済対策で合意する見通しと報じた。ただ資金調達方法などでは溝が埋まっていないとも伝わり、相場の反応はあまり目立たなかった。
ユーロの高値は1.0951ドル、安値は1.0858ドルだった。
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April 10, 2020 at 04:34AM
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NY円、反発 1ドル=108円40~50銭で終了 FRBの資金供給で - 日本経済新聞
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