東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=106円前半でもみ合い。米連邦準備制度理事会(FRB)高官からのハト派的な発言を受けてドル売り圧力がくすぶった一方、前日に2018年以来の高値をつけたユーロに対する欧州当局のけん制をきっかけにユーロ買い・ドル売りを巻き戻す動きが出た。ドル安相場の調整は他の主要通貨にも広がった。
ハイライト |
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市場関係者の見方
ソシエテ・ジェネラル銀行の鈴木恭輔為替資金営業部長
- 米雇用統計にむけてドルショートを軽くしたいという力が働きつつも、連日のFRB高官からのハト派発言を受けた9月連邦公開市場委員会(FOMC)への期待のドル売りと綱引き状態
- 1.20ドルを付けたユーロ・ドルではユーロ高のけん制も出ており、ドル安の調整が意識されている。9月FOMCについては、フォワードガイダンスの強化などを意識
- ドル・円は106円を挟んだ狭いレンジでの値動きに終始。日本の政局はきょう菅官房長官が出馬宣言をすれば、一服ということになりそう
上田ハーロー外貨証拠金事業執行担当役員の山内俊哉氏
- 豪ドルは調整地合いにある中で、弱いとみられていたGDPが予想を下回ったことが重しに
- NZドルについてはNZ中銀総裁が為替水準を問題視しない姿勢が支え。交易関係を考えた場合、対豪ドルでのNZドル安が為替を懸念しないことにつながっていそう
- 全体的にドルショートがたまる中で、ドル安の調整地合いになっている。ただ、主要通貨が対ドルで調整する中で、それがクロス円の下げにつながっている面もあり、ドル・円の重しに
三井住友信託銀行ニューヨークマーケットビジネスユニットの持田拓也調査役
- 根底にあるドル安基調は変わらないものの、ユーロ高懸念を受けたドルの調整や9月FOMCに向けた思惑で相場は方向感が出づらそう
- ブレイナードFRB理事が、より緩和的な金融政策が必要との見方を示したことで量的緩和の年限長期化を意識
- 日本の政局はアベノミクスが維持されるというコンセンサスが出来上がってきた。短期的には相場の焦点から外れており、次は新首相の実際の動き待ちに

背景
- ブレイナードFRB理事は1日、米経済にはまだ財政・金融政策からの支援必要。金融政策は今後数カ月に緩和方向への転換が重要になると発言
- ECBのチーフエコノミストのレーン理事は、為替レートを金融政策の目標にしてはいないが、ユーロ・ドルのレートは重要と発言。ユーロ・ドルは1日、一時18年5月以来の1ユーロ=1.2011ドルまで上昇
- オーストラリア統計局が2日に公表した4-6月(第2四半期)の同国GDPは前期比7%減少。市場予想の6%減少を上回る落ち込み
- ニュージーランド中銀の オア総裁は為替相場について懸念はなく、その動向は予想通りと発言。金融政策については、追加的な措置としてマイナス金利やさらなる量的緩和に言及
- 日経平均株価は前日比109円高で取引を終えた
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September 02, 2020 at 10:54AM
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