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フィンランドへの送電、ロシア電力大手が停止…料金未払いが理由と主張 - 読売新聞オンライン

 【ロンドン=池田晋一】ロシアの電力大手インテルRAOは13日、フィンランドへの送電を14日から停止すると表明した。フィンランドを拠点とするインテルRAOの子会社RAOノルディックが声明を出し、電力の料金未払いが理由と主張している。フィンランドは他国からの調達に切り替えるため、電力供給に大きな影響は出ない見通しだ。

 フィンランドの大統領と首相は12日、北大西洋条約機構(NATO)に加盟申請すべきだとの見解を示した。これに対しロシア政府は対抗措置を取ると警告していた。送電停止との関係は不明だが、ロシアはポーランド向けの天然ガス供給を止めるなど、エネルギーを材料に欧州各国に揺さぶりを続けている。

 RAOノルディックは、「(未払いによって)現金収入がなくなり、ロシアからの輸入代金を支払えないため、送電を止めざるを得なくなった」と主張した。フィンランドの送電会社フィングリッドによると、ロシアからの電力は国内需要の1割を占めるが、「スウェーデンからの輸入増や国内の供給増で不足分を賄える」(同社幹部)という。

 フィンランドでは2020年、国内で消費した天然ガスの7割近くをロシア産が占めた。エネルギー調達の「脱ロシア」が課題になっている。

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