15日午前の東京外国為替市場で円相場は小幅ながら下落に転じた。10時時点は前日17時時点に比べ3銭の円安・ドル高の1ドル=107円29～30銭で推移している。きょうは事業会社の決済が集中しやすい「5・10日（ごとおび）」にあたる。10時前の中値決済に向けて「ドル不足だった」（国内銀行の為替担当者）といい、国内輸入企業による円売り・ドル買いが円の上値を抑えている。
円は対ユーロでも下落し、約1カ月ぶりのユーロ高水準になった。10時時点では同91銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=122円45～47銭で推移している。
ユーロは対ドルでも買われ、一時は1ユーロ=1.1423ドル近辺と約4カ月ぶりの高値を付けた。10時時点では同0.0082ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1413～14ドルで推移している。米国で新型コロナウイルスのワクチン開発への期待が高まり、運用リスクをとる動きが強まるなか、「低リスク通貨」とされるドルがユーロなど主要通貨に対して下落し、対ドルのユーロ相場が強含んだ。
〔日経QUICKニュース（NQN）〕
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July 15, 2020 at 08:40AM
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外為10時 円、下落に転じる ユーロは対ドルで4カ月ぶり高値 - 日本経済新聞
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