シドニー外為・債券市場＝豪・ＮＺドル横ばい、ワクチン期待受けた上昇一服 - ロイター

ロイター編集

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［シドニー　７日　ロイター］ - オセアニアの外国為替市場では、豪ドルとニュージーランド（ＮＺ）ドルがおおむね横ばいで推移している。新型コロナウイルスワクチンの開発が進展し、世界経済は来年回復するとの期待から、両通貨とも数週間にわたって上昇基調が続いていたが、先週末４日は下落に転じた。

豪ドルは１豪ドル＝０．７４２９米ドル、ＮＺドルは１ＮＺドル＝０．７０３８米ドル。３日には、豪ドルは２年ぶり高値の０．７４４９米ドル、ＮＺドルは数年ぶり高値の０．７１０４米ドルを付けていた。

一方、さえない米雇用統計を受けて新たな景気対策への観測が強まり、米ドルは小幅に軟化。豪ドルとＮＺドルの一定の支援材料となっている。

オーストラリア・アンド・ニュージーランド・グループのチーフエコノミスト、Richard Yetsenga氏は「米金融政策が、見通しではなく、実際のインフレ率や雇用の結果に引き続きフォーカスする限り、米ドルの弱さは続くだろう。これは、アジア地域の通貨の一段の上昇につながる１つのファクターにすぎない」と指摘した。

豪国債利回りは上昇。１０年債利回りは直近で１．０４０％と、４日の１．００％から上昇した。

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