アメリカ中西部イリノイ州で4日、独立記念日を祝うパレードの最中に男が銃を発砲し、地元の当局によりますと、これまでに6人が死亡し、20人以上が病院に搬送されました。銃を発砲した男は現場から逃走していて、警察が行方を捜査しています。
アメリカ中西部イリノイ州シカゴから北におよそ40キロ離れたハイランドパークで4日、独立記念日を祝うパレードが行われていたところ、突然、集まっていた人たちに向けて何者かが銃を発砲しました。
地元の当局によりますと、これまでに6人が死亡し、20人以上がけがをして病院に搬送され手当てを受けているということです。
事件のあと現場で記者会見した警察によりますと、銃を発砲したのは若い男で、近くの建物の屋上から発砲したあと現場から逃走したということで、地元の警察やFBI=連邦捜査局が周辺を封鎖するなどして行方を捜査しています。
アメリカでは7月4日は独立記念日の祝日で、各地で記念のパレードや催しなどが行われます。
発砲があったハイランドパークでもこの日は午前10時から記念のパレードが行われ、これを見ようと、家族連れなど多くの人たちが沿道に集まっていました。
事件発生当時の映像に発砲音か

パレードを見に来た人が事件発生当時に撮影した映像には、家族連れなど多くの人たちが集まる中、突然「バーン」という発砲音のような音が聞こえ、悲鳴があがる様子が映っています。
その後、警察の車両のものとみられるサイレンが鳴り響く中、集まっていた大勢の人たちが、その場から逃げ出す様子も確認できます。
現場にいた男性「信じられない光景で最悪の体験」

事件発生当時に娘と現場にいたという女性は「銃声が聞こえると、人々が叫び、走りだしました。トラウマになるような怖さでした。私はただ娘を安全な場所に連れて行くことだけを考え、一緒に走りました。私の親友の家族は、イベントの途中に撃たれました。容体は分かりませんが、ただ無事であることを祈っています」と話していました。
また、5歳の息子と一緒にいたという男性は「やめろ、やめろと思っても、ずっと銃撃は続きました。息子を抱き上げて現場から走って逃げたあと、残りの家族を探すため携帯電話を取りにステージの近くに戻ると、床に倒れて血を流した男性や、警察官の腕に抱えられた少年を見ました。信じられない光景で最悪の体験です」と発生直後の様子を振り返りました。
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