中国を訪問していた台湾の馬英九前総統が7日、台湾に戻り「われわれの政権担当者は台湾を危険な状況に引き込んでいる」と述べ、中国と対立してアメリカとの連携を強める蔡英文総統を批判しました。
台湾の最大野党・国民党に所属する馬英九前総統は、台湾の総統経験者として初めて、先月27日から中国各地を訪問し国民党政権時代の歴史的な施設などを参観したり、中国共産党の指導部のメンバーらと会談を行ったりしました。
一連の日程を終えた馬前総統は7日、台湾に戻って空港で談話を読み上げました。
このなかで、馬前総統は、国民党が台湾の政権を握っていた1992年に中台間で「中国大陸と台湾が1つの中国に属することを確認した」とされる「92年コンセンサス」に触れ、「『92年コンセンサス』を堅持して互いを尊重すれば、大陸との間に共通の政治的な基礎ができ、交流と対話をすぐに回復できる。こうすることが台湾の人たちの利益に最もかなう」と述べました。
そのうえで「私は現在の状況が心配だ。われわれの政権担当者は、台湾を危険な状況に引き込んでいる」と述べ、「92年コンセンサス」の存在を認めず、中国と対立してアメリカとの連携を強める蔡英文総統を批判しました。
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