ガザの破壊に抗議、がれき・有刺鉄線でキリスト生誕の場面表現…ベツレヘムでＸマスミサ - 読売新聞オンライン

　【エルサレム＝田尾茂樹】キリスト生誕の地とされるパレスチナ自治区ヨルダン川西岸ベツレヘムの聖カテリナ教会で２４日夜、クリスマスのミサが開かれた。隣の聖誕教会前の広場では訪れた人が静かに祈りをささげた。ガザの戦闘で犠牲者が増え続けているため、祝福行事は中止された。

　例年は世界中から集まる巡礼者や観光客らが広場を埋め尽くすが、今年の訪問者はまばらで、毎年展示されるクリスマスツリーや電飾も姿を消した。代わりに、多くの建物が破壊されたガザをイメージして、がれきや有刺鉄線とともにキリスト生誕の場面を表現した像が置かれた。

　ベツレヘム出身でほぼ毎年広場を訪れるエルサレムの技師マイク・カタンさん（４６）は「こんなに悲しいクリスマスは初めてだ。再びみんなで祝えるように、一日も早く戦闘を終わらせてほしい」と願っていた。

Adblock test (Why?)

from 世界 - 最新 - Google ニュース https://ift.tt/C8h3dBi
via IFTTT

Bagikan Berita Ini