【ワシントン=田島大志】米軍は7日、イラクで親イランのイスラム教シーア派武装組織「カタイブ・ヒズボラ」に対する攻撃を実施し、司令官を殺害したと発表した。米政府はヨルダンの米軍拠点で米兵3人が殺害された無人機攻撃に同組織が関与したと指摘しており、2度目の報復攻撃とみられる。
米中央軍は、この司令官が米軍への攻撃を計画し、参加したと指摘した。現時点で民間人の被害などは確認されていない。同軍は「米国は国民を守るために必要な行動をとり続ける。軍の安全を脅かす全ての者の責任を取らせることをためらわない」と強調した。
ロイター通信によると、攻撃はイラクの首都バグダッド東部で無人機によって車両に対して行われた。司令官を含む3人が死亡したという。
1月28日に起きたヨルダンの米軍拠点への攻撃を巡っては、米政府はカタイブ・ヒズボラも参加する連合体「イラクのイスラム抵抗運動」が実行したと断定。カタイブ・ヒズボラは、米軍に対する軍事活動を停止すると宣言していたが、米軍は今月2日、報復措置としてイラクとシリアで7拠点への攻撃を実施した。バイデン大統領は、その後も報復攻撃を継続する考えを示していた。
バイデン政権は、米軍に対するさらなる攻撃を抑止しつつも、イランとの直接の衝突は避けたい考えだ。中東での緊張が高まる中、今回の攻撃に対するイラン側の出方が焦点となる。
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