アメリカ軍が開始した援助物資の投下を、ガザ市内から見上げる人たち(2日、ガザ地区)

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アメリカは2日、パレスチナ自治区ガザ地区への援助物資投下を開始した。ヨルダン軍との合同作戦で、軍機3機が4万食近くをパラシュートで落下させた。他方、バイデン米政権の関係者は同日、一部の人質解放を条件にした6週間の停戦にイスラエルが「おおむね」合意したと記者団に述べた。

アメリカのジョー・バイデン大統領は1日、援助物資を投下すると明らかにしていた。

アメリカ政府高官は、昨年10月7日からガザ地区で続くイスラエルとイスラム組織ハマスの戦いを、6週間にわたり停戦させるための合意枠組みができあがったとも記者団に話している。

「この物資投下は、ガザ地区に入る援助物資を増やすための持続的な努力の一環だ。援助物資を増やすため、陸上の回廊やルートから入る物資の流れを拡大する取り組みも行われている」と、司令本部は説明した。